この度、科研費基盤研究(S)「クォークから中性子星へ:QCDの挑戦」(https://suuri.riken.jp/challenge_qcd/)が発足し、下記の任期制研究員を募集しますので、奮ってご応募ください。
本基盤研究(S)の目的: 高密度バリオン物質と中性子星の構造解明は、21世紀の原子核物理学における最重要課題の一つであり、素粒子物理学および宇宙物理学の基本問題とも密接に関係しています。特に、連星中性子星の合体事象(GW170817)が重力波と電磁波で同時観測され、この分野の新たな幕が切って落とされました。今後も期待される同様の観測により、中性子星内部の高密度物質や重元素の起源など、原子核物理の長年の課題の解決に向けた研究が急速に進むことが期待されています。本研究は、中性子星内部における高密度バリオン物質の標準状態方程式を、格子上の量子色力学(QCD)に基づくバリオン間相互作用の第一原理計算と、精密量子多体計算を組み合わせて構築し、クォークから中性子星をQCDで繋ぐことを目的としています。
研究代表者:初田哲男(理研)
研究分担者: 青木慎也(京大), 石井理修(阪大), 井上貴史(日大), 土井琢身(理研), 鷹野正利(早大), 久徳浩太郎(KEK)
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【募集職種】 任期制研究員
【募集人数】 2名
【任期】平成31年2月以降単年度更新、最長平成35年3月31日まで更新可能(勤務機関によって、特定研究員、特任研究員などの名称になる場合がある。)
【職務内容】 本基盤研究(S)の目的に合致する理論研究を積極的に推進すること。(詳細については、https://suuri.riken.jp/challenge_qcd/ を参照のこと。)
【応募資格】 博士号取得者、又は着任までに博士の学位取得が確実な者
【勤務地】 職務内容に応じて、理化学研究所(和光キャンパス)、京都大学(基礎物理学研究所)、大阪大学(核物理研究センター)のいずれかに配属。
【待遇】 単年度契約の任期制職員。 給与は、経験、能力、実績に応じた年俸制で、 社会保険の適用有り。休日は、土日、祝日、年末年始。
【応募方法及び締切日】
[提出書類]
(1)履歴書
(2)研究業績リスト
(3)これまでの研究概要及び今後の研究計画
(4)主要論文のURL(3編以内)
(5)照会可能な方2名の氏名・所属・連絡先
[締切日] 平成30年12月14日(金)必着
[個人情報の取り扱いについて]
応募書類は、採用審査の用途に限り使用する。これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することはない。
【着任時期】平成31年2月1日以降のなるべく早い時期
【書類送付先】理化学研究所 数理創造プログラム 初田哲男 Email kiban-S_application[at]ml.riken.jp
書類を単一pdfファイルにまとめ、Subj欄に”基盤研究(S)「QCDの挑戦」研究員応募”, と明記して、上記メールアドレスに送付のこと。数日内に受理メールが配信されます。 応募書類は原則として返却しません。
【問合せ先】 上記Emailアドレスあて、Subj欄に”基盤研究(S)「QCDの挑戦」研究員応募(問合せ)”としてお送りください。